夜のゲレンデ

夜のゲレンデ

フィンランドに太陽が戻ってきてしばらく経ちました。真っ暗だった冬が終わり、今太陽が雪に生えて気持ち良い季節です。 北欧では夏と冬の違いがとても大きいですが、その大きな要素は気温と日照時間です。夏は白夜で全く暗くならない時期があるかと思えば、反対に冬は太陽が全く上らない時期もあるという訳です。...
トナカイ、オーロラ、ラップランド

トナカイ、オーロラ、ラップランド

私にとってフィンランドでの暮らしの中で大きく大切な部分を占めるのが自然です。 首都のヘルシンキであっても生活圏のなかに森や林、水辺があります。それぞれの地域にそれぞれあるので我が家も裏庭に出る感覚で森に入ることができます。 森には鳥はもちろん朝夕の薄暗い時間帯にはウサギにも出会います。先月には狐が窓の向こうをつつつーっと走っていきました。笑 川や池には種の異なるカモやタイミングが良いと白鳥にも出会えます。整備されたコースでは夏はジョギング、冬はクロカンをする人がいます。...
フィンランドの五季

フィンランドの五季

日本では一年の季節の移り変わりを四季という言葉で表します。フィンランドでは季節を5つに分けて考えています。 雪解けからその年初めての花が咲き始める時期を春。夏至祭を中心とした太陽の光に溢れる、緑の森と青い空、白夜の季節が夏。空気が変わり雨でしっとりとした空気と紅葉の秋。この後来る4つ目の季節はカーモス(kaamos)と言い、冬至を挟んだ前後の時期で太陽のほとんど見えない、暗ーい時期をさします。ラップランド地方では11月中旬から1月中旬まで日照時間ゼロの日々がありますが、それがカーモスです。...
月夜

月夜

新作ポストカード「月夜」。水辺に立つ熊さんの姿です。水面にはこの、今私たちが居る世界が写っています。でも、水の中にはこの空気中の世界とは別の、似て非なる異次元の別世界がある・・・ような気がするのです。 満月の夜には、その別世界がとっても間近に感じられます。水辺の表面ギリギリまで近づいてきているような気がするのです。そんな緊張感は伝わりますか?...