Kasvivärjäys: Lupiini

天然染料による糸染め:ルピナス

Aug 6, 2017

庭に長い間積まれていた木材が腐り始めているので燃やさなければならない。。という事になり、せっかく木を燃やすならそのエネルギーが勿体無い!という事で糸を染める事にしました。

突発的にはじめた天然染料染。ヘルシンキでは今ちょうど季節のルピナスを材料としました。

ルピナスは南フィンランドの夏に最も目につく花の一つだと思います。車道の脇に白、ピンク、薄紫、ブルー、と色のグラデーションが綺麗です。土壌の成分によって花の色が微妙に変化するのです。でも放っておくと広がり続けてルピナスばかりになってしまうことから、タネが落ちないうちに刈り取った方が良いのです。

昼頃にルピナスを集め始め、糸の準備、薪の準備、煮出し、染め・・・染め上がった糸を濯ぎ、つるした時にはもう夜の11時。。ほぼ12時間かかりました。今回初めて薪を使っての染めを体験。染料、媒染剤の量も、染浴の温度も、なかなか調節が難しく、結局かなりダイナミックな染めとなりました。

それでも北欧の夏。PM11時はまだまだ明るいです。太陽の光に力をもらい、なかなか大変でしたがなんとかやり遂げました。

染め上がった糸を吊るしてみると、糸の色が背景の森にスーッと溶け込み、如何にもこの森から貰った色だと感じられました。