Sininen hetki - Karhut heräsivät etuajassa
フィンランドの五季

日本では一年の季節の移り変わりを四季という言葉で表します。フィンランドでは季節を5つに分けて考えています。
雪解けからその年初めての花が咲き始める時期を春。夏至祭を中心とした太陽の光に溢れる、緑の森と青い空、白夜の季節が夏。空気が変わり雨でしっとりとした空気と紅葉の秋。この後来る4つ目の季節はカーモス(kaamos)と言い、冬至を挟んだ前後の時期で太陽のほとんど見えない、暗ーい時期をさします。ラップランド地方では11月中旬から1月中旬まで日照時間ゼロの日々がありますが、それがカーモスです。
カーモスが過ぎ太陽が射しはじめると、日はグングン伸びていきます。太陽が燦々と照り、それが雪に反射しもっと明るく眩しい季節がやって来ます。これを春冬といい、雪解けの春と区別するのです。これが5つ目の季節です。
カードを作りました。このいつも見ている桟橋。ある春冬に近い雪の日。じっと見ていたら、そこにクマの親子が立っていてもおかしくないような気がしてきて。。
描いて見たんですが、ちょっと早く起きすぎたようです。また暖かい寝床に戻って、もう少し寝ていてね。
本当の春はもう少し先です。
春冬の季節の雪景色をイメージして自分で織った布をバックにしています。この時期は白い雪と青く見える影がとても綺麗です。