Lempipaikka
好きな場所

普通の家ですが、離れの煙突から煙が出ていますね。あそこはサウナです。この家にはおじさんが一人とたくさんの猫が暮らしています。私はここに卵をもらいに行きます。近くに住む娘さんは鶏をたくさん持っていて、卵が毎日生まれるので、おじさんはその卵を欲しい人に分けています。この卵がとにかく新鮮で大きくて美味しい!
今おじさんは留守です。なぜかわかるかというと、入り口を掃くブラシが扉に立てかけてあります。これは(留守です)というサインです。少し田舎に行くと鍵は普通かけずに代わりにブラシを立てかけることが多いです。おじさんが留守の時は卵を欲しいだけ取り、自己申告でそれに見合った小銭を置いて行く、というシステム。
こののんびりさ、信頼関係、いつでも綺麗に刈り上げた芝生。この空間にはいつもとても良い空気が流れていて、卵は必要なくてもつい立ち寄りたくなってしまいます。